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御挨拶
◎弊店の成り立ち
弊店は昭和53年に東京で初めて秋田の佐藤養助商店特選稲庭干饂飩をご紹介する店として開業いたしました。当時のこの界隈は未だ霞町と呼ばれる事が多く、周辺で営業する飲食店も数える程しか無い静かな住宅街でした。正しく裏通りの隠れ処として趣味人のお客様に鍛えられ支えられて今日に至りました。心より感謝申し上げます。それから30年経った西麻布は嗜好を凝らした飲食店や個性溢れるBARが沢山出店してとても明るく賑やかになりました。時代のトレンドはめまぐるしく変化していきますが、弊店は創業からの隠れ処の趣味性を献立・空間・接遇共に大切にして参ります。今後とも御贔屓頂けますよう宜しくお願い申し上げます。
店主 伊藤弘康 拝
◎料理のこだわり
旬を大切に「走りの旬」「盛りの旬」「残の旬」それぞれの旬で季節を感じていただけるように、地物にこだわり厳選された食材を、朴直ながら料理人の手を繊細に加え、上質で気取らずた愉しめるお料理を心がけております。
例えば香魚であれば、若鮎の時期には強火にて香ばしく焼き上げ、盛りの時期には川魚独特の香りと旨みをいなにわ特製のたて味噌のこうばしさと共にじっくりと引き出し、たっぷり子を持った落ち鮎ならばその深みのある味を甘露煮でこくのある一品に仕上げるなどその折々の旬の味を大切にしてまいります。
料理長 東屋則夫 拝
◎お酒のこだわり
「お酒は生きている」弊店いなにわでは食材はもとよりお酒にも細心の鮮度管理を行っています。酒類は瓶詰めされた後でも脈々と呼吸をして生きています。特に開栓されてからの個性の変化はドラマティックです。当店では全てのボトルの開栓日を記録し、内部変化を確認して最良の状態でお客様にサービス出来るよう心がけています。日本酒は残量に関わらず開栓日から一週間経たものは廃棄し(私の胃袋に…)、焼酎や他の蒸留酒に関しても半年で廃棄するという徹底した品質管理を行っています。選定にあたっては御料理との組み合わせはもちろん、お客様の趣味性に合わせて「幸せになれるお酒」をモットウに厳選しております。
接客担当 成田豪 拝